リアブレーキのフェード、その原因 ― 2013/02/07 12:08
寒い日が続きます。
本日のお題、「リアブレーキのフェード、その原因」
年に、一台位ですが…
リアブレーキをフェードでローターが焼けてしまった車両が来店します。
原因として考えられる事
リアブレーキマスターのピストンがうまく戻らず、残圧が掛かってしまう
リアブレーキキャリパーのピストンが汚れで戻りくくなっている
などが挙げられますが…
実は、リアブレーキが正常でもフェードしてしまう事があります。
それは、リアブレーキの使いすぎ…
そんな、場面とはどんな状態かいうと
なが~~~い下りの連続した大きなコーナー、もしくは、細かいコーナーの連続している所
要するに、長時間下りばかりの道って事です。
こんな場面では、リアブレーキを多用する人が結構いたりします。
なぜなのか、フロントブレーキと併用すれば済む事なのですが…
それは、フロントフレーキでは心理的に怖いと思う状態にバイクがなっているからです。
つまり、フロントフレーキを掛けると車体が前のめりになってしまい、どうしても姿勢が安定した状態になるリアブレーキを多めに使う事で安心する。
結果、フェードすることになる訳です。
心当たりの有る人、いませんか?(笑
特に足回りをカスタムしている車両に多いのですが、ノーマル車両に前のめりになってしまう車体が有ったりします。
心当たりの人は、ブレーキング時の車体の姿勢を見なおしてみてください。
(フロントフォークのイニシャル不足・コンプレッションダンパーの不足で
フレーキング時、荷重がフロント側に寄り過ぎ)かも知れません。
リアブレーキのトラブルでは無いかもしれません。
ノーマルの車両でもフォークの突き出しを大きく変えたりすると、下りでフェードする位リアブレーキを使う事になったりしますから、ご注意を(笑
もうすぐシーズンです。
では、楽しいバイクライフを過ごしください。
本日のお題、「リアブレーキのフェード、その原因」
年に、一台位ですが…
リアブレーキをフェードでローターが焼けてしまった車両が来店します。
原因として考えられる事
リアブレーキマスターのピストンがうまく戻らず、残圧が掛かってしまう
リアブレーキキャリパーのピストンが汚れで戻りくくなっている
などが挙げられますが…
実は、リアブレーキが正常でもフェードしてしまう事があります。
それは、リアブレーキの使いすぎ…
そんな、場面とはどんな状態かいうと
なが~~~い下りの連続した大きなコーナー、もしくは、細かいコーナーの連続している所
要するに、長時間下りばかりの道って事です。
こんな場面では、リアブレーキを多用する人が結構いたりします。
なぜなのか、フロントブレーキと併用すれば済む事なのですが…
それは、フロントフレーキでは心理的に怖いと思う状態にバイクがなっているからです。
つまり、フロントフレーキを掛けると車体が前のめりになってしまい、どうしても姿勢が安定した状態になるリアブレーキを多めに使う事で安心する。
結果、フェードすることになる訳です。
心当たりの有る人、いませんか?(笑
特に足回りをカスタムしている車両に多いのですが、ノーマル車両に前のめりになってしまう車体が有ったりします。
心当たりの人は、ブレーキング時の車体の姿勢を見なおしてみてください。
(フロントフォークのイニシャル不足・コンプレッションダンパーの不足で
フレーキング時、荷重がフロント側に寄り過ぎ)かも知れません。
リアブレーキのトラブルでは無いかもしれません。
ノーマルの車両でもフォークの突き出しを大きく変えたりすると、下りでフェードする位リアブレーキを使う事になったりしますから、ご注意を(笑
もうすぐシーズンです。
では、楽しいバイクライフを過ごしください。
ステムの修正 ― 2013/02/06 12:21
本日、雪の町田市です。
めちゃ寒いです。(T_T)
さて、本日のお題はステアリングステムの修正です。
過去に行った作業です、何時やった忘れました。(^_^;)
アンダーブラケット&フロントフォークを車体から外して、仮組みの状態で万に咥えます。
めちゃ寒いです。(T_T)
さて、本日のお題はステアリングステムの修正です。
過去に行った作業です、何時やった忘れました。(^_^;)
アンダーブラケット&フロントフォークを車体から外して、仮組みの状態で万に咥えます。

っで、フロンフォークの平行度を測定するための定盤(何と!、特注!!!)
を左右の面が安定した所に置きステムの平行度を測定。
この時は、大きな歪は確認出来ませんが。
歪みがあったら、トップブリッジを外してアンダーブラケットだけにしてフォークを歪みと反対側にひねって、歪み修正をします。
を左右の面が安定した所に置きステムの平行度を測定。
この時は、大きな歪は確認出来ませんが。
歪みがあったら、トップブリッジを外してアンダーブラケットだけにしてフォークを歪みと反対側にひねって、歪み修正をします。

再度トップブリッジをセットして、歪具合を確認します。
今回0.04mmでした。
この程度だと、アンダーブラケット&トップブリッジの相互の貫通穴の大きさに差が有るのでOKでしょう。
下が拡大です。
今回0.04mmでした。
この程度だと、アンダーブラケット&トップブリッジの相互の貫通穴の大きさに差が有るのでOKでしょう。
下が拡大です。

こんな具合で修正します。
この後、車体に組み付け後再度定盤で測定して歪が0になるように、トップブリッジ&アンダーブラケットを調整します。
ステアリングは、転倒はもちろんのと立ちゴケでもアンダーブラケットが歪む事がありますので、出来ればその都度チェックしたほうがいいです。
チェックだけなら、車体に組み付いたままでもできます。
また、ステアリングセットをお持ち込み頂ければ修正も致します。
ブレーキとフロントフォークの関係について考察する ― 2013/02/04 09:24
ブレーキとフロントフォークの関係について考察する
カテゴリーに「考察」を設けました、単に普段から思っている事を整理する意味も含めて、独り言みたいに書いていこうかと… (苦笑
なので、このカテゴリーでは画像の類は少ない(多分無いに等しい)ので、つまらないログに拍車が掛かる可能性大です。(^_^;)
さて、本日のお題「ブレーキとフロントフォークの関係について考察する」(とっても堅苦しい!^^;)
ブレーキシステム
普段から、バイクに限らず車でも車速を落とすアイテムとして認識されているのが普通です。(もちろん私も)
では、他に車速を落とす方法と言えば「エンジンブレーキ」となります。
エンジンブレーキと機械式ブレーキでは車体に対して減速時にどの様な、影響を及ぼすのか考えると。
オートバイではブレーキシステムがフロントブレーキとリアブレーキに分れて独立した存在の物が圧倒的に多いですが。
リアブレーキをエンジンブレーキはほ車体に及ぼす挙動は同じと考えて良い様に思われます。(コントロール性は別として)
では、フロントブレーキは車体の挙動にどの様な影響をあたえてるのでしょうか。
フロントブレーキを掛けると、制動エネルギーがフロントタイヤに影響するので、フロントフォーク(やっと出てきた)が縮みます。
これはブレーキを掛ける事で、車体の重心はフロントフォーク側に移動した事で起きる現象です。
対して、リアブレーキ(エンジンブレーキ)は制動エネルギーがリアタイヤに影響するので重心の移動はフロントブレーキほどは起らない。
短い制動距離で減速(もしくは停止)したいときはフロントブレーキ(めんどくさいので以降はFBで表現、リアRB)
FBは制動距離の面ではやや不利になる、その代わり、フロントフォークの沈み込みが少ないので、制動時の姿勢変化が少なくブレーキング時の安心感がある。
ここまでは、前振り(笑
ブレーキング時に不安定になる事を嫌がるライダーはRBを多用するのはそのこと原因となったりする。
では、制動力に優るFBを掛けても姿勢変化に不安を抱かない様にするにはどうすれば良いのか…
フロントフォークの沈み込み速度を制御してあげれば良い。
ライダーの感覚より早く沈むと心理的恐怖心が出やすくなるので
不安定感を出しにくい速度でフォークの沈み込みを抑えれば安定した状態でブレーキングできる。
ただし、車速を落とすためにはブレーキ時にフロントタイヤの接地面の面圧を上げる必要もある。
フォークの沈み込みはフロントタイヤの面圧を上げる効果も同時に担っているので、沈み込みが遅いと制動力が面圧上昇を上まってしまい。
最悪、フロントタイヤがスキッドしてしまいます。
なので、適度のフォークの沈み込み速度を制御する必要があります。
結論
1)フロントブレーキは、制動以外にフロントフォークとの連携でタイヤの接地面圧の制御にも大きく関わっている事
2)ブレーキの制動力は、接地面圧を上回らない事が前提になる(フロントフォークの縮みを過度に抑制しない)
3)フロントブレーキを安定・安心した状態で動作させるためには、フロントフォークの沈み込み速度を調整する必要が有ること。
4)沈み込み速度を調整する事で、ブレーキ性能を限界近くまで使える様になる。
今現在わかっている事を、大雑把に書き込んでみました。
まだまだ、解らない事がたくさん有りますが、
わかったら表題を変えてカキコいたします。
カテゴリーに「考察」を設けました、単に普段から思っている事を整理する意味も含めて、独り言みたいに書いていこうかと… (苦笑
なので、このカテゴリーでは画像の類は少ない(多分無いに等しい)ので、つまらないログに拍車が掛かる可能性大です。(^_^;)
さて、本日のお題「ブレーキとフロントフォークの関係について考察する」(とっても堅苦しい!^^;)
ブレーキシステム
普段から、バイクに限らず車でも車速を落とすアイテムとして認識されているのが普通です。(もちろん私も)
では、他に車速を落とす方法と言えば「エンジンブレーキ」となります。
エンジンブレーキと機械式ブレーキでは車体に対して減速時にどの様な、影響を及ぼすのか考えると。
オートバイではブレーキシステムがフロントブレーキとリアブレーキに分れて独立した存在の物が圧倒的に多いですが。
リアブレーキをエンジンブレーキはほ車体に及ぼす挙動は同じと考えて良い様に思われます。(コントロール性は別として)
では、フロントブレーキは車体の挙動にどの様な影響をあたえてるのでしょうか。
フロントブレーキを掛けると、制動エネルギーがフロントタイヤに影響するので、フロントフォーク(やっと出てきた)が縮みます。
これはブレーキを掛ける事で、車体の重心はフロントフォーク側に移動した事で起きる現象です。
対して、リアブレーキ(エンジンブレーキ)は制動エネルギーがリアタイヤに影響するので重心の移動はフロントブレーキほどは起らない。
短い制動距離で減速(もしくは停止)したいときはフロントブレーキ(めんどくさいので以降はFBで表現、リアRB)
FBは制動距離の面ではやや不利になる、その代わり、フロントフォークの沈み込みが少ないので、制動時の姿勢変化が少なくブレーキング時の安心感がある。
ここまでは、前振り(笑
ブレーキング時に不安定になる事を嫌がるライダーはRBを多用するのはそのこと原因となったりする。
では、制動力に優るFBを掛けても姿勢変化に不安を抱かない様にするにはどうすれば良いのか…
フロントフォークの沈み込み速度を制御してあげれば良い。
ライダーの感覚より早く沈むと心理的恐怖心が出やすくなるので
不安定感を出しにくい速度でフォークの沈み込みを抑えれば安定した状態でブレーキングできる。
ただし、車速を落とすためにはブレーキ時にフロントタイヤの接地面の面圧を上げる必要もある。
フォークの沈み込みはフロントタイヤの面圧を上げる効果も同時に担っているので、沈み込みが遅いと制動力が面圧上昇を上まってしまい。
最悪、フロントタイヤがスキッドしてしまいます。
なので、適度のフォークの沈み込み速度を制御する必要があります。
結論
1)フロントブレーキは、制動以外にフロントフォークとの連携でタイヤの接地面圧の制御にも大きく関わっている事
2)ブレーキの制動力は、接地面圧を上回らない事が前提になる(フロントフォークの縮みを過度に抑制しない)
3)フロントブレーキを安定・安心した状態で動作させるためには、フロントフォークの沈み込み速度を調整する必要が有ること。
4)沈み込み速度を調整する事で、ブレーキ性能を限界近くまで使える様になる。
今現在わかっている事を、大雑把に書き込んでみました。
まだまだ、解らない事がたくさん有りますが、
わかったら表題を変えてカキコいたします。
GPZ900R Ninja!ヘッド加工編・その弐 ― 2013/02/03 17:36
GPZ900R Ninja!ヘッド加工編・その弐
2月3日 天気は良く、絶好のジミジミ作業日和(笑
本日もポート削りです。

前回は排気側の上部を荒削りして終わってました。
(豚の鼻見たいです)
(豚の鼻見たいです)
今回は下部の荒削りですが、ここを勢い良くガリガリしたいのですが、やや問題が有ります。
下部の出っ張りを削り過ぎると、ヘッド冷却用の水路に遭遇・貫通する事間違いなしの
状態になります。(爆
下部の出っ張りを削り過ぎると、ヘッド冷却用の水路に遭遇・貫通する事間違いなしの
状態になります。(爆
っで、水路の位置に気を使いつつ、少しずつ削って、形を整えました。
出来れば、ロート状に削りたいのですが以外に水路がポート側に近い為
大きく削る余地がありません。
出来れば、ロート状に削りたいのですが以外に水路がポート側に近い為
大きく削る余地がありません。
結果、下側はこの程度で止めました。
他のショップさんの写真でもここらは大きく削れにくいみたいです。(爆
85年の時代ですから、仕方ないのかもしれません。
目標は高回転・高出力では無く、低中回転でのトルクアップなので
この程度でよしとしました。
他のショップさんの写真でもここらは大きく削れにくいみたいです。(爆
85年の時代ですから、仕方ないのかもしれません。
目標は高回転・高出力では無く、低中回転でのトルクアップなので
この程度でよしとしました。

ヘッドはまだ有るので、今回はこの程度の荒削りで行きます。
これから、丁寧に研磨してその後は、吸気側の研磨です。
本日は、急用でここまでです。(^_^;)
これから、丁寧に研磨してその後は、吸気側の研磨です。
本日は、急用でここまでです。(^_^;)
GPZ900R Ninja!ヘッド加工編・その壱 ― 2013/01/21 10:24
GPZ900R Ninja! のシリンダーヘッドでございます。(笑
Ninja乗り U氏の依頼でエンジンのモディファイをしておりますが
まずはシリンダーヘッドの加工でございます。
Ninja乗り U氏の依頼でエンジンのモディファイをしておりますが
まずはシリンダーヘッドの加工でございます。

ヘッドに付いている物を全部はずして、これから加工になります。

ロッカーアーム・バルブその他、外して行きます。
地味な作業がこれから、延々と続いて行きます。(^_^;)
地味な作業がこれから、延々と続いて行きます。(^_^;)

ちょっとピンぼけですが、インテークポート カーボンびっちり…

エキゾーストポート 以外に面積が小さいので、ここをどの様に拡大するかが今回の課題になりそう…

アルミの切り粉でとんでもない事になるので、今回は外の太陽の下で作業(苦笑
ライトで照らすより太陽光の下の方がよく見えます。
ライトで照らすより太陽光の下の方がよく見えます。

まずは、カムホルダーの面取りから、地味な作業が始まりました(^_^;)

いよいよ、EXポートの拡大加工ですが、とりあえず上側を拡大してみます。
古いガスケットをつけっぱなしして削り過ぎるのを注意しながら、根気よく&大胆に
バリバリと荒削りから始まり始まり~
古いガスケットをつけっぱなしして削り過ぎるのを注意しながら、根気よく&大胆に
バリバリと荒削りから始まり始まり~

飽きぽいので、休み休みながら4個分の上側だけ削りました。(笑
まだまだ始まったばかりの地味な作業… 飽きたので本日はここまで(苦笑
次は、下側の拡大にな入りますが、天気の良い時は何時になる…
作業中は背中が暖かで、眠くなりました。(笑
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